Friday, May 25, 2007

活版再生展おさらい

5月20日に閉幕した活版再生展のおさらいです。





temp pressが出品したClaude Garamond Songは、パリの活字父型彫刻師クロード・ガラモンについてのおぼえうたです。
タイプフェイスとしてのGaramondはあまりにも有名ですが、どんな人が作ったのか知っている人はあまりいません。
活版印刷の発展を文字の側面から支えてきた功労者にスポットを当てみようと思いました。
来場者のアンケートに、ガラモンの歌とはっきり明記してあるものをみつけました。
ガラモンという名前を覚えてくれたのだと思うと、コミュニケーションとしての音楽の力を改めて感じます。








今回、Claude Garamond Songの作曲をしてくれた、ベルリン在住のミュージシャン、モーマスが東京に滞在中で展示を見に来てくれました。
日本語を言語として理解出来ないミュージシャンが、日本語の語感のみをたよりに制作しました。
昔話を語り聞かせるような音楽は、歌詞の世界観を十分に表現してくれたと思います。
質問の多かった、いったい誰が歌ってるの?
私が歌ってます。







会場のみで販売した「GREAT TYPE DESIGNERS SERIES」の第一弾、Claude Garamondのカードは最終日までに完売。
お買い上げ下さったみなさま、ありがとうございました。
現在、他のタイプデザイナーのカードを準備中です。







実は、会場のパネル展示のグーテンベルグのイラストレーション、私が描きました。
ヒミツの見どころでした。

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