Thursday, December 20, 2007
8plusレクチャー@つくし文具店
何を通して世界を知るか、それは人それぞれ様々です。科学者ならば科学を通して世界を知る。8plusさんは絵本を通して世界を知ろうとしている人です。それを個人出版というフィールドで実践しながら考察している。丁寧な歩みが伝わってくるとても良いレクチャーでした。来年で8plusは8周年。Anniversaryで色々とイベントを計画されてるそうですので今回予定が合わなかった皆様も、要チェックですよ。
そして今回制作のお手伝いさせて頂いたのがこちらのブックマークです。ピンクとブルーの2種セットで販売されています。
レクチャーの最後に小さい頃読んだ好きな絵本を参加者全員が発表したのですが、私の絵本は誰も知らなかったのでここでちょっと紹介したいと思います。
「チョコレートのたまごがうみたかっためんどり」
まずタイトルが長い!なぜリボンのついた鐘が空を飛んでいるのか?それは本編に関係があるようでないような。重要なようでそうでもないような。そして衝撃的なラストシーン。強烈なビジュアルと、突飛なストーリー、すべての面で私の心を鷲掴みにした絵本です。
Monday, December 03, 2007
絵本文庫展
絵本の個人出版社・8plusさんが「絵本の表現の可能性」をテーマに国内外の絵本をセレクトし、国立・つくし文具店にて展示販売します。会場では本にまつわるオリジナルグッズがお目見えします。
オリジナルグッズの制作をお手伝いさせて頂きました。デザインを8plusさんが、印刷をtemp pressが担当いたしました。乙女は確実にノックアウトなカワイイ仕上がりです。是非会場へ足をお運び下さいね。
絵本文庫展
2007年11月27日〜12月23日
12:00〜17:00(月曜定休)
つくし文具店
185-0035 東京都国分寺市西町2-21-7
Tel 042-537-7123
www.tsu-ku-shi.net
18日、15時よりレクチャー(要予約)があります。
ご本人のお話が聴けるチャンスですよ。
8plusさんは編集、デザイン、出版すべてを個人で行っているこだわりの個人出版社です。ご自身の視点をしっかり持ちコツコツと息長く活動されているその姿勢はtemp pressもそうありたいなと憧れます。もうすぐtemp pressも一周年を迎えます。
Saturday, December 01, 2007
primichiv/supervielle
primchivはプリミ恥部と読む。
supervielleはシュペルヴィエルと読む。
白井剛史さんがソロになって初めてのCDが、White Hole Recordsより発売されました。11月27日のライブで初披露となりました。工藤冬里さん率いる、マヘルシャラルハシュバズも参加してとても素敵な夜となりました。
こちらのCDのアートディレクションと印刷をtemp pressが担当いたしました。真っ白な段ボール素材に印刷されたジャケットは、段ボール+活版ならではの優しい凹み。凹んでいる部分と凹んでいない部分を刷り分けしてあるのがポイントです。お手に取って確かめてみて下さいね。
新雪に足を踏み入れた情景を、コバルトブルーの足跡と書いたのは童話作家の新美南吉。そんな冬の光景を思い浮かべながら聴いて頂けたらと思います。この冬オススメの一枚です。
Saturday, November 10, 2007
お取り扱い店のご案内2
青山にある旅をテーマにしたブックストア・BOOK246さんでGREAT TYPE DESIGNERS SERIESのお取り扱いがはじまります。
BOOK246
東京都港区南青山1-2-6 ラティス青山1F
電話 03-5771-6899
www.book246.com
旅に出ると、普段の日記は三日坊主でも見たもの感じたことを書き留めたくなるものです。旅行記、冒険記はいつの時代も人気のジャンルです。そんな旅行記から生まれた書体があります。
1495年に出版されたベンボ卿の「De Aetna」、この本はイタリアのエトナ山の登山記です。この本の印刷にはヴェネツィアで印刷業を営んでいた、アルダス・マヌティウスが初めて作ったローマン体が使われました。その後アルダスの活字を改良して、カードで紹介しているGaramondという文字が生まれました。また、20世紀初頭には「De Aetna」に使われた文字をベースにBemboという書体が生まれました、もちろん著者であるベンボ卿から名前が付けられています。
このように書体は時代を超えて、文字と文字、人と人が影響し合って発展してきました。GREAT TYPE DESIGENRS SERIESはカードを集めていくと、書体と人とを結びつけて学ぶことが出来るようなテキスト作りを心がけています。
旅つながりでもうひとつ。
スイッチ・パブリッシングさんの旅雑誌・coyoteのNo.23でGREAT TYPE DESIGNERS SERIESが紹介されます。もう少し詳しく私が何故このカードシリーズを作っているのかについてお話ししました。
Saturday, November 03, 2007
THC ORIGINAL DESIGN ORDER JACKET
ちょっと個性的なジャケットをオーダーするシステムが TOKYO HIPSTERS CLUBさんで始まります。
Ginsberg/Burroughs/Basquiat/Malcom/JFK、5人の名前の付いた生地を選んで、ボタンや裏地などの細かい所まで自分でカスタム出来るという優れもの。ワッペンがものすごくカワイイんです。
ジャケットをオーダー頂いた方に、もれなく5人のポートレイト付きのTHANK YOUカードが付いてきます。
こちらのカードのデザインと印刷をtemp pressで担当いたしました。
活版印刷の墨と鈍い感じの金色のインクがシブイ仕上がりです。
ポストカードになっておりますので、送ることもできますが…もったいないので自分のモノにしておきたくなるものを作ろう!というのがお店の方と目指したあたり。
店頭でディスプレイに使われているようですので、GREAT TYPE DESIGNERS SERIESと一緒にお店でチェックしてみてくださいね。
Tuesday, October 16, 2007
お取り扱い店舗のご案内
GREAT TYPE DESIGNERS SERIESのカードをお取り扱い頂いている店舗をご案内いたします。
TOKYO HIPSTERS CLUB
東京都渋谷区神宮前6-16-23 THC Bldg.
Tel: 03-5778-2081
営業時間 12:00-20:00
www.tokyohipstersclub.com
TOKYO HIPSTERS CLUBさんは、明治通りの一本裏手にある、隅々までスピリットのあるセレクトが魅力的なショップです。
併設のギャラリーでは、定期的に展覧会やイベントが行われておりますのでチェックしてお出かけ下さい。
コンクリート打ちっ放しの建物と外燈が目印ですよ。
Wednesday, October 03, 2007
GREAT TYPE DESIGNERS SERIES 001-006
ご好評いただいた、CLAUDE GARAMONDのカードに加えて、
書体史に大きな足跡を残した5人のタイプデザイナーをご紹介いたします。
タイプフェイスとポートレイトを鑑賞しながら、人物と書体について理解が深まるカードです。
80円切手を貼るとポストカードとしてもご利用頂けます。
GREAT TYPE DESIGNERS SERIES
001 CLAUDE GARAMOND
002 WILLIAM CASLON
003 JOHN BASKERVILLE
004 GIAMBATTISTA BODONI
005 ERIC GILL
006 BRUCE ROGERS
price:各525円 (including tax)
size: 210×107mm
print: Letterpress printing by Iron Hand Press
日本語訳付き
お取り扱い店のご案内
TOKYO HIPSTERS CLUB
150-0001
東京都渋谷区神宮前 6-16-23 THC Bldg.
Tel 03-5778-2081
www.tokyohipstersclub.com
BOOK246
107-0062
港区南青山1-2-6ラティス青山1F
Tel 03-5771-6899
www.book246.com
Calo Bookshop and Cafe
550-0002
大阪市西区江戸堀1丁目8-24若狭ビル5F
Tel 06-6447-4777
www.calobookshop.com
金沢21世紀美術館ミュージアムショップ
金沢市広坂1−2−1
Tel 076-236-6072
http://kanazawa21.jp
ENIGME
金沢市千日町4-3ヤマキビル101
Tel 0766-30-2107
http://www.enigme.jp
Thursday, August 16, 2007
tegami.ne.jp
日本郵政公社さんの運営するtegami.ne.jp。
素敵なお手紙の書き方や手紙まわりのグッズを紹介するウェブサイトです。
こちらでtemp pressがデザインと印刷を担当したレターセットが抽選で毎月5名様にあたります。
もちろんすべて手刷りの活版印刷。
ウェブでおなじみのキャラクター、ポーストトーカンとキッテハッテのオリジナルグッズです。
ポーストトーカンの便箋と封筒のセット。
キッテハッテのポストカード。
ポーストトーカンのポケットポストのスタンプ付き!
かなりレア。
かなり胸キュンな仕上がりになってます。
応募してみて下さいね。
Friday, May 25, 2007
活版再生展おさらい
5月20日に閉幕した活版再生展のおさらいです。
temp pressが出品したClaude Garamond Songは、パリの活字父型彫刻師クロード・ガラモンについてのおぼえうたです。
タイプフェイスとしてのGaramondはあまりにも有名ですが、どんな人が作ったのか知っている人はあまりいません。
活版印刷の発展を文字の側面から支えてきた功労者にスポットを当てみようと思いました。
来場者のアンケートに、ガラモンの歌とはっきり明記してあるものをみつけました。
ガラモンという名前を覚えてくれたのだと思うと、コミュニケーションとしての音楽の力を改めて感じます。
今回、Claude Garamond Songの作曲をしてくれた、ベルリン在住のミュージシャン、モーマスが東京に滞在中で展示を見に来てくれました。
日本語を言語として理解出来ないミュージシャンが、日本語の語感のみをたよりに制作しました。
昔話を語り聞かせるような音楽は、歌詞の世界観を十分に表現してくれたと思います。
質問の多かった、いったい誰が歌ってるの?
私が歌ってます。
会場のみで販売した「GREAT TYPE DESIGNERS SERIES」の第一弾、Claude Garamondのカードは最終日までに完売。
お買い上げ下さったみなさま、ありがとうございました。
現在、他のタイプデザイナーのカードを準備中です。
実は、会場のパネル展示のグーテンベルグのイラストレーション、私が描きました。
ヒミツの見どころでした。
temp pressが出品したClaude Garamond Songは、パリの活字父型彫刻師クロード・ガラモンについてのおぼえうたです。
タイプフェイスとしてのGaramondはあまりにも有名ですが、どんな人が作ったのか知っている人はあまりいません。
活版印刷の発展を文字の側面から支えてきた功労者にスポットを当てみようと思いました。
来場者のアンケートに、ガラモンの歌とはっきり明記してあるものをみつけました。
ガラモンという名前を覚えてくれたのだと思うと、コミュニケーションとしての音楽の力を改めて感じます。
今回、Claude Garamond Songの作曲をしてくれた、ベルリン在住のミュージシャン、モーマスが東京に滞在中で展示を見に来てくれました。
日本語を言語として理解出来ないミュージシャンが、日本語の語感のみをたよりに制作しました。
昔話を語り聞かせるような音楽は、歌詞の世界観を十分に表現してくれたと思います。
質問の多かった、いったい誰が歌ってるの?
私が歌ってます。
会場のみで販売した「GREAT TYPE DESIGNERS SERIES」の第一弾、Claude Garamondのカードは最終日までに完売。
お買い上げ下さったみなさま、ありがとうございました。
現在、他のタイプデザイナーのカードを準備中です。
実は、会場のパネル展示のグーテンベルグのイラストレーション、私が描きました。
ヒミツの見どころでした。
Thursday, May 10, 2007
CLAUDE GARAMOND SONG (Time 1.28)
temp pressは16世紀・フランスの活字父型彫刻師クロード・ガラモンの歌を制作しました。
活版再生展の展示会場にて、CDで歌を聞きながら、活版印刷で刷られた楽譜を鑑賞することができます。
是非お出かけ下さい。
Monday, April 09, 2007
Friday, February 09, 2007
Mojido Koster
活版の文字、写植の文字、デジタルの文字までクリエイターと文字をつなげるお仕事をしている伊藤義博さんが代表をつとめる、株式会社文字道のロゴ入りコースターを印刷しました。
ロゴのデザインは河野英一さん。
ロンドンの地下鉄で使われている書体、New Johnstonをデザインされた方です。
あらゆる文字の相談は是非、文字道さんまで。
豊富なひきだしで対応してくれます。
Monday, February 05, 2007
Wednesday, January 31, 2007
My Life With Nam June Paik
ナムジュン・パイク一周忌特別上映の招待状のデザインと印刷を担当しました。
My Life With Nam June Paikは、ビデオアーティストでパイク夫人の久保田成子さんの新作で、ナムジュン・パイクの知られざる姿や未発表作品をリミックスしたとても貴重な映像作品です。
1月29日の命日に東京、ベルリン、ソウル3都市にて同時発表されました。
当日、渋谷・イメージフォーラムでは、ナムジュン・パイクと共にヴィデオ・シンセサイザーを制作した阿部修也さんがゲストに登場して、当時のお話を聞くことができました。
映像を見て、お話を聞いて感じたことは、
みんながパイクさんのことを好きだということ。
そのたったひとつのメッセージが直に伝わってきて、
なんとなしに口の端がほころぶような、暖かい追悼会でした。
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