Wednesday, December 14, 2011

LOVE LETTER









これはわたしのラブレターです。拾っただけで組版も印刷もされることのなかった活字です。

先日引き出しの中に見つけました。一行づつ紙包みにしたセロテープは黄ばみ、かなりの時間が経っています。9pt明朝、77文字、約150g。もしかしたらこの日のためにあったのかもしれません。


桑原茂一のPIRATE RADIO #101 LOVE LETTER

2011.12.20(火) 23:00〜24:00
Inter FM(76.1 MHz TOKYO/76.5MHz YOKOHAMA)

Assistant/澤辺由記子(temp press)

※ radiko.jpでは、パソコンやスマートフォンでも聴くことが出来ます。


今回のPIRATE RADIOはいつもの音楽番組と違い、リスナーの投稿ラブレターをラジオでご紹介してゆくトーク番組をお送りします。皆様のラブレターを私が読み上げます。初めてのことで上手くお伝え出来たか分かりませんがどうぞお楽しみに。もちろん活字のラブレターも。

temp pressのプロデュースするMUSUBI FOR WOMENよりむすびナースがラジオでラブソングを歌います。その歌声を初公開!どうぞご注目下さい。

Saturday, November 19, 2011

Japanisches Buchdesign der Gegenwart(Contemporary Japanese Book Design)





























2011.12.1-2012.2.12
Japanisches Buchdesign der Gegenwart(Contemporary Japanese Book Design)

Klingspor Museum Offenbach
www.offenbach.de/klingspor-museum

日独友好150周年を記念して、日本の過去20年のブックデザインを紹介する展覧会がドイツのオッフェンバッハにあるKlingspor Museumで開催されます。デザインを担当した多摩美術大学図書館利用のてびきが選出されて展示されます。是非ご高覧下さい。

今年の春にライプツィヒのMuseum für Druckkunst Leipzig、秋にケルンJapanisches Kulturinstitut(The Japan Foundation)開催された展示の巡回展となります。

Monday, November 07, 2011

THIS IS ME!!


シブカル祭。で先行販売されている「THIS IS ME!!」は、今注目の女子クリエイター100名(組)を特集した本です。様々なジャンルの女の子の作り手が紹介されています!temp pressも紹介されていますので是非お手に取ってご覧下さい。見所は珍しく私のアーティスト写真が掲載されているという点でしょう。














THIS IS ME!!
PARCO出版
2100円

Friday, October 28, 2011

シブカル祭。開催中!





































27日は前夜祭でした。
本当にたくさんの女性が恋が叶うお守りを作ってくれました。お母さんやお父さんが娘さんの名前でおみやげにと作ってくれた人が多かったのも印象的でした。とっても素敵なプレゼントになると思います。













ひらがなの活字ケースからお名前を拾って、組版を作り、赤い小さな活版印刷機で印刷します。実際の活版印刷所のシステムをミニマムにパルコのブースに持ち込んでいますから、大変本格的なものです。むすび札に使われている越前手漉き和紙を使ってのお守り作りとなりますので、是非その手触りの良さも実感して頂けたらと思います。是非ブースに遊びにいらして下さいね。


パルコの女子文化祭―シブカル祭。

期間/2011年10月28日~11月7日
場所/渋谷PARCO
http://www.shibukaru.com




















活版と手漉き和紙で作る良縁成就のお守りワークショップ

日時/2011年10月29日(土)30日(日)3日(木祝)5日(土)6日(日)15:00-19:00
場所/渋谷パルコ PART1 6F パルコファクトリー
先生/むすびナース
料金/一枚300円
※事前予約はいりません。

Thursday, October 20, 2011

シブカル祭。@渋谷PARCO























temp pressがプロデュースするMUSUBI FOR WOMENが「シブカル祭。」に参加します。

パルコの女子文化祭―シブカル祭。

期間/2011年10月28日~11月7日
場所/渋谷PARCO
http://www.shibukaru.com
Twitter: @shibu_karu
Facebook: shibukarumatsuri

※temp press/MUSUBI FOR WOMENのブースはPART1 6F パルコファクトリーになります。



























活版と手漉き和紙で作る良縁成就のお守りワークショップ

日時/2011年10月29日(土)30日(日)3日(木祝)5日(土)6日(日)15:00-19:00
場所/渋谷パルコ PART1 6F パルコファクトリー
先生/むすびナース
料金/一枚300円
※事前予約はいりません。

むすびうさぎの相合い傘にその場であなたのお名前を活字で刷り入れて良縁成就のお守りを作ります。想いを込めてぎゅーって活版印刷機を押してね。世界でひとつだけの恋のお守りをむすびナースと一緒に作りましょう!是非遊びに来てね!

Saturday, October 08, 2011

この世の活版



























temp press は「この世の活版」というウェブ連載をはじめます。


目次

連載の第一回はDictionary 142号に掲載。













モノクロのページがウェブではカラーになって鮮やかに立ち現れます。また紙面では楽譜だけですが、ウェブではその音源を聴くことが出来ます。Dictionaryは全国各所で無料配布されていますので、紙面とウェブ両方の「この世の活版」をお楽しみ下さい。

New Balance Past Present Future

























Dictionary 142号の巻末には、5人のアーティストが過去・現在・未来について語るスニーカーブランドnew balance とCLUB KINGがコラボした「PAST PRESENT FUTURE」が掲載されています。


脳科学者の茂木健一郎さんと一緒に映ってる背景の肖像画を描きました。















一見少し奇妙な?そのポートレイトの裏側についてお話します。

23年もの長きに渡って「Dictionary」というフリーペーパーを刊行し続けているクラブキングの主催するART SCHOOLの校長先生をされている茂木健一郎さん。学校の壁に飾る校長先生の肖像画をお願いされたのがはじまりでした。

TVや雑誌などで拝見する茂木さんの外見はふんわりとした印象がありますが、その反面世界の様々な出来事に独特の切り口ではっきりと自分の考えを口にされる様は、外見とはまた別の力強い印象や志の高さを感じさせます。今回はそういう側面を視覚化出来たらいいなと思いました。

何故シマシマなんでしょう?不思議ですね。これは理屈ではなく最初からそれ以外にないという確信のようなものがありました。でも「過去は記憶。現在は意識。未来は希望。」とコピーがのると何故シマを3色に色分けしたのか合点がいきました。「紺は過去、赤は現在、黄色は未来」。そしてnew balanceのロゴの流れるような Nと相まって不思議とキレイに融合しているように感じます。

茂木さんは撮影の合間に肖像画の画材に興味を持っていらっしゃいました。普段は画材ではないものを使用しているので珍しかったのかもしれません。バックは女神インキのスーパーシルバー、シマは大日本インキのエルスター、ポートレイトは文房具の三菱uniのPOSCA黒。私は印刷インキで絵を描いています。

マットインキとグロスインキが使い分けられていて現物の絵の画面は、写真よりもっと生々しいモノ感があります。モダンな画面にクラシカルな額装もありそうでなかった新しい肖像画に仕上がった様に思います。もし、渋谷のディクショナリー倶楽部を訪れたら階段上の肖像画を是非チェックしてみて下さいね。

Friday, September 16, 2011

活版レシピ「はじめての鋳造」再び




もの言わぬひんやりした金属活字は、約320度の熱と音の中から生まれてきます。生まれたての活字には確かな温度があります。それはほんのり人肌に温い。人の手によって活字が拾われたり、組まれたりする工程の中で再度温め直され、幾重にも人の温度が伝わって印刷物が生まれます。それゆえに活版印刷は今なお人の心を捉えて離さない独特の魅力があるのではないでしょうか?

現在も活字鋳造から印刷まで一貫して行なっている活版印刷会社さんのご協力の元に、母型から活字を鋳造するという外部の人には滅多に公開することのない体験と工程を見学することで活版印刷に隠された「温もりのレシピ」を皆様にお伝えする会になったらと思っております。前回ご参加頂けなかった方からのお問い合せが多く二度目の開催です。前回の様子はこちらでご覧下さい。


活版レシピ「はじめての鋳造」再び

日時/2011年10月1日(土)
   ①12:00-13:30②15:30-17:00
場所/内外文字印刷株式会社
東京都板橋区清水町60-13
最寄り駅(都営三田線・板橋本町駅)より徒歩10分
案内/澤辺由記子(temp press)
参加費/3000円
定員/各回10名

※定員に達しましたので募集を〆切りました。

【内容】
お好きな文字を一文字選び、活字母型を使い職人さんの指導のもと活字鋳造機でひとりづつご自身の手で鋳造体験をいたします。鋳造(活字を作る)、文選(活字を拾う)、植字(活字を組む)印刷現場をご案内しながら普段垣間みる事のない活版印刷のレシピを体験見学するツアーです。昔ながらの方法で作られた罫線を組んだ組版を使って、ご自身の名入りオリジナル原稿用紙のおみやげ付きです。(ご自身で鋳造した活字は少量お持ち帰り頂けます。)

【持ち物】
エプロン
(※印刷所内は油やインクの出ている箇所があり、不意に汚れることがございます。汚れても構わない服装でお越し下さい。)

【ご予約方法】

info@temppress.jpまで下記情報をお書き添えの上メールにてご予約下さい。

1.お名前(ふりがな)
 (複数名でご参加の場合は全員のお名前をお知らせ下さい。)
2.人数
3.参加時間(①12:00-13:30 or ②15:30-17:00
3.当日連絡可能なお電話番号
4.PCメールアドレス
5.当日鋳造したい文字を漢字、ひらがな、カタカナから一文字選んでお知らせ下さい。
(但し、どうしても母型の存在しない場合は変更をお願いすることがあります。)

追ってこちらからメールで返信いたします。

澤辺由記子(temp press)

凸版印刷・印刷博物館の印刷工房にて活版印刷のワークショップ、アーカイブの仕事に携わり、技術の保存と伝承のために数多くの活版職人から直接指導を受け、その技術と歴史を学ぶ。その後グラフィックデザイン事務所を経て、タイポグラフィーにまつわるプロダクトブランドであり、活版印刷のアーカイブプロジェクトであるtemp pressをはじめる。

http://temppress.jp/about.html

Tuesday, August 30, 2011

Japanisches Buchdesign der Gegenwart(Contemporary Japanese Book Design)




2011.9.9 -11.19
Japanisches Buchdesign der Gegenwart(Contemporary Japanese Book Design)

Japanisches Kulturinstitut(The Japan Foundation)
Universitätsstraße 98
50674 Köln
Tel: 0221/ 940 55 80
Fax: 0221/ 940 55 89
www.jki.de

日独友好150周年を記念して、日本の過去20年のブックデザインを紹介する展覧会がドイツのケルンで開催されます。デザインを担当した多摩美術大学図書館利用のてびきが選出されて展示されます。是非ご高覧下さい。

今年の春にライプツィヒのMuseum für Druckkunst Leipzigで開催された展示の巡回展となります。

Monday, August 29, 2011

活版レシピ「はじめての鋳造」おさらい

























参加者の皆様、暑いなか遠方までお越し頂きありがとうございました。

金属活字がどのように作られ、どのような手順を踏んで印刷に使われるのか?印刷後の活字はいったいどうなるのか?普段かいま見ることのない裏側を実習と解説を織り交ぜながらの真夏のツアーはいかがだったでしょうか?

金属活字は印刷に使用後、再度溶かされて新しい活字を鋳込み直します。金属活字は常にリサイクルされ、新陳代謝を繰り返し続けることで美しい印刷をキープしています。しかし、このことはあまり一般には知られていません。

参加者の皆さんにはひとりづつ活字の鋳造を体験して頂くことが今回最大のミッションでした。何故なら普段活字ケースにしまわれている冷たい金属の活字は、出来立ての瞬間だけほんのり温かいからです。これは必ず全員にご自身の手で触れて頂きたかったのです。

活字は生まれた時に温かく、拾う時に人の手によって温め直され、組版する時にまた人の手によって温め直され、印刷する時には版を直接触りながら温め直されます。そうしてようやく印刷物が生まれます。

活版印刷の独特のぬくもりが近年見直されていますが、その魅力は目に見える圧や刷り味のことではなく、印刷物をいくら眺めても決して見つけられない「隠された温度」を見るものに感じさせるからではないでしょうか?




















tempとはtemperature(温度・体温)の略。temp pressは、活版印刷に隠された体温を現代に映しとるプロジェクトです。わたしがtemp pressというプロジェクトをはじめて数年経ちますが、皆さんに直接お伝えする機会を持つことが出来たことは私にとってもこの上ない喜びでした。

















また、3月の震災で多くの活字が棚から落ち床に散らばった状態から、活字鋳造を一からやり直しようやく立て直ってきたところですので、印刷所のスタッフにとっても大きな励みとなりましたことを皆様に感謝いたします。

Sunday, August 14, 2011

活版レシピ「はじめての鋳造」

















































もの言わぬひんやりした金属活字は、約320度の熱と音の中から生まれてきます。生まれたての活字には確かな温度があります。それはほんのり人肌に温い。人の手によって活字が拾われたり、組まれたりする工程の中で再度温め直され、幾重にも人の温度が伝わって印刷物が生まれます。それゆえに活版印刷は今なお人の心を捉えて離さない独特の魅力があるのではないでしょうか?

現在も活字鋳造から印刷まで一貫して行なっている活版印刷会社さんのご協力の元に、母型から活字を鋳造するという外部の人には滅多に公開することのない体験と工程を見学することで活版印刷に隠された「温もりのレシピ」を皆様にお伝えする会になったらと思っております。この機会に是非ご参加下さい。



活版レシピ「はじめての鋳造」

日時/2011年8月27日(土)14時〜(2時間程度)
場所/内外文字印刷株式会社
東京都板橋区清水町60-13
最寄り駅(都営三田線・板橋本町駅)より徒歩10分
案内/澤辺由記子(temp press)
参加費/3000円
定員/10名

【内容】
お好きな文字を一文字選び、活字母型を使い職人さんの指導のもと活字鋳造機でひとりづつご自身の手で鋳造体験をいたします。鋳造(活字を作る)、文選(活字を拾う)、植字(活字を組む)印刷現場をご案内しながら普段垣間みる事のない活版印刷のレシピを体験見学するツアーです。昔ながらの方法で作られた罫線を組んだ組版を使って、ご自身の名入りオリジナル原稿用紙を作るワークショップ付きです。(ご自身で鋳造した活字は少量お持ち帰り頂けます。)

【持ち物】
エプロン
(※印刷所内は油やインクの出ている箇所があり、不意に汚れることがございます。汚れても構わない服装でお越し下さい。)

【ご予約方法】

定員に達しましたのでご予約を締め切らせて頂きました。

info@temppress.jpまで下記情報をお書き添えの上メールにてご予約下さい。


1. お名前(参加希望者全員の漢字のフルネーム)
2. 人数
3. 当日連絡可能なお電話番号
4. PCメールアドレス


追ってこちらから詳細をメールにてご連絡いたします。


澤辺由記子(temp press)

凸版印刷・印刷博物館の印刷工房にて活版印刷のワークショップ、アーカイブの仕事に携わり、技術の保存と伝承のために数多くの活版職人から直接指導を受け、その技術と歴史を学ぶ。その後グラフィックデザイン事務所を経て、タイポグラフィーにまつわるプロダクトブランドであり、活版印刷のアーカイブプロジェクトであるtemp pressをはじめる。

http://temppress.jp/about.html

Wednesday, July 27, 2011

ART PICNIC VOL.5 おさらい



ART PICNIC VOL.5
ディクショナリー倶楽部にて

2011年7月22日〜24日


Tuesday, July 19, 2011

ART PICNIC VOL.5



ART PICNIC VOL.5

7/22(金)前夜祭 18:00-
7/23(土)12:00-21:00
7/24(日)12:00-18:00/19:00-23:00 茂木健一郎特別講演(+スペシャルゲスト多数)

ディクショナリー倶楽部
東京都渋谷区神南1-2-5
http://www.clubking.com

イベント詳細は下記をご覧下さい。
http://www.clubking.com/artpicnic/index.html

temp pressは23日、24日に参加しております。I♥TYPOとアップリケしたエコバッグ(元々ノベルティだったのですが、すごいかわいいくて評判)にtemp pressのプロダクトが入った限定の福袋が出ます。かなりお得な限定セットです。男の子におススメです。もちろんアップリケTシャツなどもいつものプロダクトも出ますので是非遊びにいらして下さいね。



今回の注目点!!!

その1
脳科学者の茂木健一郎さんのポートレイトを描きました。会場に飾ってるので探してみてね。

その2
ナポレオンの命により作られた「Dictionnaire Chinois, Français et Latin(漢字西訳)」を元にデザインされたパリのフランス国立印刷所製の活版印刷で刷られた栞がこっそり紛れた当たり福袋があります!これはtemp pressよりフランス土産です。

Tuesday, June 28, 2011

Le Sac S'il vous plaît






トラベルカルチャー誌「TRANSIT」の最新号の特集はフランスです。発売に合わせてBOOK246にてフランスフェアを行なっています。temp pressは書体を解明するシリーズよりフェア別注の「Le Sac S'il vous plaît」を作りました。

Mサイズ360×370mm(通常トート)
Lサイズ400×480mm(大きめトート)
2サイズ展開しております。
お色はどうぞお店でお確かめ下さい。

BOOK246
107-0062 東京都港区南青山1-2-6Lattice青山1F
11:00〜23:00
tel 03-5771-6899
www.book246