Sunday, March 30, 2008
MORE PINK!PINK!
集英社さんの女性誌「MORE」のイベントの招待状のデザインと印刷を担当しました。書店や中吊りで見かけるものの「MORE」を読むには年が…と思い、なんとなく手がのびなかったのですが、学生ではなくちょっとお姉さんが読んでいる雑誌だそうです。
ハイブランドの路面店が立ち並ぶ銀座でのイベントということもあって、素敵なお姉さんへの招待状を活版で作りたいとの編集者さんからのオーダーでした。
桜の季節ですから、テーマカラーはPINK。
イメージはお花がついてる角砂糖(最近見ないね)みたいに。
少しざらっとした純白のカード、角砂糖が少し溶けた角丸仕様で。
花形使いはかなり正統派ですが、色はとびきり可愛く、封筒はシンプルに。
桜の開花と共に、今週末お手元に届くよう編集部より発送されました。
そこんとこロマンチックに演出してます。
「MORE」の編集部のお名刺は白+ピンクで女性しか持てない感じの名刺なのです。普段からあんまり甘くない(と言われている)temp pressですが、同じインクでtemp pressのMOREバージョン名刺作ってみました。紅白まんじゅうみたいな…福っぽくていいんじゃないかな?30年もの長い間愛されている雑誌「MORE」にあやかってみました。MORE(もっと)福よ来い。あれ?節分?
Friday, March 28, 2008
CHANSON DE CLAUDE GARAMOND まとめ・3
ヴァリエテ本六は古本屋さんでもあるので、書棚があります。
書棚の中にGREAT TYPE DESIGNERS SERIESのカードと覚書と称して私が各書体について感じていることをコメントしたパネルを飾りました。緑色のカードは緑色の装丁の本の隣とかそんな具合に色合わせを楽しみながら。
見に来て下さった方の中に、カードのテキストより覚書の方が個人的には接点を持ちやすいというご意見を頂きました。ブログ上でテキストを読める様にすることをお約束しましたので、数回に分けてこちらで紹介して行きたいと思います
Monday, March 24, 2008
CHANSON DE CLAUDE GARAMOND まとめ・2
わら半紙にプリントされたパフォーマンスの告知。
日本語版とフランス語版のいずれかを私が糸電話で歌うというパフォーマンスをやりました。
まず、糸電話の色を選ぶ。
メニューから日本語とフランス語いずれかを選ぶ。
糸をピンと張って椅子にお互いに腰掛ける。
糸を伝わって私の歌と振動が耳元に届きます。
約一分半のライブです。
何故糸電話なのかと色々な人に聞かれました。
私の声は非常に小さいので大勢の人を相手にするのは手に余るし、楽譜を見ながらヘッドフォンで聴くという私の展示スタイルをそのままに生でやるという方法を考えた結果、糸電話というたった一人のためのライブ形式というパフォーマンスになりました。たまには糸電話も楽しいかなと思ったのですが、いかがだったでしょうか?
Sunday, March 23, 2008
CHANSON DE CLAUDE GARAMOND まとめ・1
活版再生展で発表した「CLAUDE GARAMOND SONG」と新たに制作したフランス語版の「CHANSON DE CLAUDE GARAMOND」を合わせて展示しました。楽譜付きの白い日本語版に対して、Garamondの文字をシンプルに楽しむために歌詞テキストのみ黒いフランス版。同じ演奏ですが、二つの言語の「ガラモンのうた」会期中お楽しみいただけましたでしょうか?
GREAT TYPE DESIGNERS SERIESのキャンペーンソングは毎回多くの方々の温かいご協力に支えられております。翻訳、録音、採譜など専門的なご協力を頂いた皆様へこの場を借りてお礼申し上げます。
Thursday, March 20, 2008
Claude Garamond @ヴァリエテ本六
本郷通りを挟んで東大の向かいに「ヴァリエテ本六」はある。
昭和初頭に建てられた古書店の佇まいを生かした小さなギャラリーです。
不思議なことに入り口が二つある。
左のドアには以前の書店名「慶応書房」。
右のドアには「ヴァリエテ本六」とある。
入り口は45°に角度がついていて、それがまるで古い木製の三面鏡を思わせる。右へ左へ視線を動かし鏡に映り込む自分を確認するけど、結局左右同時に見ることが出来ないことに気が付いて諦めた気持ちになるそれに似ている。左右の扉のどちらかを選ぶというより、どちらかを諦める気がして何だか不思議な気分にさせられる入り口なのだ。
中央には三角にせり出した素敵なショーウィンドウがある。今回の展示の主役であるClaude Garamondのポートレイトを飾ってみた。16世紀のフランス・パリから21世紀の日本・本郷六丁目へやってきたClaude Garamond、それだけでもう十分可笑しい。この2週間多くの人が彼と目が合ったのならいいなと思う。
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