Thursday, February 28, 2008

CHANSON DE CLAUDE GARAMOND




昨年の5月の「活版再生展」にて発表した、「CLAUDE GARAMOND SONG」のフランス語版である「CHANSON DE CLAUDE GARAMOND」の展示を行います。日本語版とフランス語版合わせての展示となりますので、前回ご覧頂けなかった方も両方楽しめますので、是非お出かけ下さい。

8日(土)13時〜、会場でご希望の方に日本語版・フランス語版いずれかをあなたのためだけに糸電話で歌います。気分がのれば準備中の新曲を歌うかも…しれないよ。

「CHANSON DE CLAUDE GARAMOND」
2008年3月5日〜15日(8日は糸電話ライブあり)
12:00〜19:00
日・月曜休み

ヴァリエテ本六 Gallery and books
東京都文京区本郷 6-25-14 
Tel 03-3811-7466 




地下鉄南北線東大前駅出口1より徒歩3分(東大農学部弥生交差点すぐ)
丸の内線・大江戸線本郷3丁目駅より徒歩約10分
千代田線根津駅より徒歩約10分

Sunday, February 10, 2008

お取り扱い店のご案内 3




金沢21世紀美術館さんでGREAT TYPE DESIGNERS SERIESのお取り扱いが始まります。

金沢21世紀美術館ミュージアムショップ
石川県金沢市広坂1−2−1
Tel 076-236-6072
www.kanazawa21.jp

現在金沢21世紀美術館では、前印刷博物館館長・粟津潔氏の「荒野のグラフィズム・粟津潔展」を開催中。粟津ファンならずとも必見の企画展です。

すべては荒野だった。
グラフィックという言葉も存在していなかった。

粟津先生の名言を活版で印刷したポストカードは、印刷博物館のミュージアムショップで手に入ります。活字の保存に力を入れ、活版工房を有する国内では希有なミュージアムです。是非こちらもお訪ね下さい。

金沢みやげは何といっても、愛香菓と献上加賀棒茶。
こちらもお忘れなく。

Friday, February 01, 2008

一年目の真実




temp pressは、テンププレス(テンプレス)と読む。
temp pressは漢字で、温度印刷と書く。

フランス語読みでタン(時)プレスとか、temp(派遣)印刷とか、temptress(誘惑する女)と音が似ているので意味深だとかこの一年国内外の人に色々言われましたが、tempは、temperature(温度・体温)の略。正式名称がすでに自身によって略されている。

活字は320℃の熱の中から生まれる。
次第に触れられる程度にぬくなって、ご存知のひんやりとした活字が生まれる。そして組版の時にふたたび手のぬくもりで人肌に温められた活字が生み出す印刷物には独特の体温が伝わる。それは一定ではなく、微妙に刻々と変化する。

温度は目に見えないけど、印刷物が目に見えないということは決して無い。でも印刷物の目に見えない所に宿るものがある。常にそのことに敏感であれという戒めを込めた名を付けました。