Wednesday, September 15, 2010

良縁成就・むすび札/秋季限定ミモザ色



外箱



表面/お名前
12pt岩田明朝体



裏面/携帯番号+メールアドレス
9pt Century



組版/あなたのためだけに文字を拾い、文字を組み、版を結び、手刷りで印刷いたします。



活字組版と同じ結び方の縁結び祈願特別包装(100枚入りのみ)



恋の和歌お守り付き

良縁成就・むすび札に秋季限定の新色ミモザが加わります。ミモザは春の花ですが、原産のオーストラリアではちょうど花盛りです。ミモザの花言葉は「秘めた恋」。これはインディアンが恋の告白の時にミモザの花枝をそっと手渡したことに由来するそうです。この秋ずっと想いを寄せているあの人にミモザのむすび札を渡してみませんか?

良縁成就・むすび札

表/お名前(漢字)
裏/携帯番号(アラビア数字)+メールアドレス(アルファベット)
印刷/活字原版女子手刷り(わたしが文選、植字、手刷り致します)
色/ミモザ色
紙/耳付き越前手漉き和紙(布目)約40×75mm
恋の和歌お守り付き

100枚(箱入り)/¥15,000
送料別途/¥500

9月15日より受注開始

10月15日〆切り、11月15日頃納品
11月15日〆切り、12月15日頃納品


ご注文のお客様は下記をお書き添えの上こちらまで。

1.お名前(ふりがな)
2.携帯番号
3.メールアドレス
4.色(ピンクorミモザ)
5.注文数
6.ご希望の配送先のご住所

追ってお支払い方法などのご案内を返信いたします。

Tuesday, September 14, 2010

多摩美術大学図書館の新しい利用のてびき


多摩美術大学図書館の利用てびきのリニューアルをお手伝いしました。

建築家・伊東豊雄さんが設計された多摩美図書館の建物は、訪れたものの目を離さない圧倒的な存在感でオープンから3年、国内外からの高い注目を集めてきました。その一方で細かいところにまで工夫の凝らされた図書館内の機能も大変魅力的なのです。ですから、建築/空間的な機能(ハードウェア)と図書館が提供するサービス群(ソフトウェア)をシームレスに統合する利用ガイドブックを作る。大変欲張りなテーマを図書館のスタッフとかかげてのデザイン作業となりました。



図書館の内部の機能の解説に付するイラストレーションを、当時伊東豊雄さんの元で多摩美図書館の設計に携わった建築家・中山英之さんにお願いしました。図書館の中での営みが活き活きと描かれ、絵本を読むように楽しみながら図書館の機能を理解することが出来ます。



もう1つの小さな冊子は、図書館長の秦剛平さんのエッセイ+図書館の写真集です。合わせる写真は写真家の木寺紀雄さんにお願いしました。図書館の中でゆったりと読書中の生徒達やふとした美しい瞬間を上手にすくいあげて下さいました。

さて、建物は?もちろん忘れているわけではありません。表紙を立ててみて下さい。一見無駄に思われる、左右非対称の両観音開きの表紙は建物の長さに合わせて正確にデザインされています。表紙の紙はしなり、湾曲した多摩美図書館の外観そっくりに出来上がります。表紙は版画家の芦川保さんに制作して頂きました。独特に意匠化された建物の外観が浮かび上がります。


あなたがもし橋本駅から多摩美行きのバスに乗ったら写真の様に図書館の建物に出会えるでしょう。新しいてびきは図書館で無料配布されています。一般の方の見学も受け付けていますので、図書館へお問い合わせ下さい。

多摩美術大学図書館(八王子図書館)
〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723
TEL : 042-676-8611(代)
http://library.tamabi.ac.jp


日独友好150周年記念でドイツで開催されている展覧会「現代日本のブックデザイン」に、多摩美術大学図書館利用のてびきが選出され巡回展示されました。

2011.2.13-3.27
Japanisches Buchdesign der Gegenwart(Contemporary Japanese Book Design)
Museum of the Printing Arts Leipzig













2011.9.9 -11.19
Japanisches Buchdesign der Gegenwart(Contemporary Japanese Book Design)
Japanisches Kulturinstitut(The Japan Foundation)



Klingspor Museum Offenbach




Monday, September 13, 2010

ひつじ書房の新しいロゴ



ひつじ書房さんは今年20周年を迎える主に言語学、学術書専門の出版社です。和文と欧文のロゴのリニューアルデザインをお手伝いしました。和文は今まで使ってきたロゴを大きく変更する形ではなく明朝をベースにとのご要望でした。既存のものは少し尖った印象が強かったので、ひらがなの「ひつじ」は羊の角のくるんと丸まっているようなやさしい感じを出しつつ、ラインナップの学術書のデザインの中で浮かないように調整しました。



ひつじ書房の書籍の本文組は欧文にCaslonを使っているため、欧文のロゴは古い活字のCaslonをベースにデザインの調整をしました。古いCaslonのアウトライン何度も引き直しながらCaslonの男っぽい感じを和文のロゴの柔らかさに近づけて行った。出来上がったロゴに合う書体を試してみると、Plantinと思いのほか相性が良かった。しかしダッチローマンの黒みを洗練させたのがCaslonなのだから当然のことなのだと合点した。少しだけCaslonの時間を巻き戻してみたのがひつじ書房の新しい欧文ロゴです。