Saturday, August 01, 2009

恵文社一乗寺店ウェブ限定Tシャツ



ILLUMINATING LETTERS - Garamondの場合 Tシャツ
Color/White or Gray
Size/Youth M(女性用)
price/¥3,900

書体を切り抜いて、塗って。私がガラモンを思考したtemp pressの机の上をそのままプリント。着ると想像するよりずっとカワイイです。あまりに可愛くて白とグレーの二種類を作ってしまったくらい。私の今年の夏のヘビーローテーション。



CHANSON DE CLAUDE GARAMOND Tシャツ
Color/White
Size/Youth M(女性用)
price/¥3,900



ガラモンさんのバックプリントがなにより猛烈にカワイイんですよ。楽譜の映える白のみの展開ですが、シンプルで合わせやすいです。日本語歌詞のシートもついていますからフランス語が分からなくても大丈夫。

どちらとも恵文社一乗寺店の期間限定ウェブショップにてお買い求め頂けます。ご注文はこちらから。



temp press GREAT TYPE DESIGNERS SERIES。ウェブ画面右端の上記のアイコンをクリックして下さいね。

プリント中



皆様多くのご注文ありがとうございます。大きなTシャツから小さなTシャツまでせっせとプリント中です。お手元までもうしばらくお待ち下さいね。

Wednesday, July 22, 2009

すだれTシャツ




今回からはじまったニューライン、temp press apparel。temp pressのアパレル部門です。

活字の収まった木製のケースを「すだれ」といいます。活版レシピ「わたしの馬棚」の発売記念としまして、16つの活字ケースからお好きなケース1枚をTシャツにプリントいたします。すべて受注生産となっております。ケースの名前とTシャツサイズを明記してメールにてご注文下さい。

この夏、道行く人の視線をあなたに集める1枚です。


すだれTシャツ

ANVIL
Color/White
好きなケース1枚をプリント
受注生産
Price:3,900円


ケース

大出張(ピンク)
小出張1〜6(ブルー)
泥棒1〜6(イエロー)
袖(グリーン)
ひらがな(ブラウン)
カタカナ(イエローウォーカー)

Tシャツサイズ

女性用
Youth M /着丈54cm・着幅39cm
Youth L /着丈57cm・着幅43cm

男性用
S/着丈68cm・着幅46cm
M/着丈71cm・着幅51cm
L/着丈74cm・着幅54cm
XL/着丈76.5cm・着幅62cm

プリント範囲はA4横位置。色は写真と若干異なる場合がございますことをご了承下さい。

Tuesday, July 21, 2009

活字書体見本帳「金属活字活版印刷ものがたり」限定版



黄色いDMのポートレイトの人物をご紹介いたします。

名前は小林敬(こばやしたかし)さん。
東京・板橋のある活版印刷所「内外文字印刷株式会社」の代表取締役会長さんです。小林さんが2007年に発行した「金属活字活版印刷ものがたり」は、同社で保有する岩田明朝体の初号(42pt)からルビの3.5ptまでのすべての活字が活版印刷で刷られた約400ページにも及ぶ活字書体見本帳です。

今回の展示に合わせて、temp pressの企画・デザインによる限定版をご用意いたしました。小林さんのポートレイトと「活字と心中するするつもりの男」と題する見本帳の紹介文が蛍光色のラベルに活版印刷され、黒いスリーブケースに収められています。展示会場で限定販売されている小林さんのサイン入りはすべて完売いたしました。

サインの入っていない限定版は通販でもご注文を受付いたします。会場までメールにてご注文下さい。

temp pressが自信を持ってお薦めする活字書体見本帳です。是非お手に取って活版印刷の独特の墨の領域をご堪能下さい。






活字書体見本帳「金属活字活版印刷ものがたり」

発行: 内外文字印刷株式会社
Size: 195×270mm
Page: 407
Print: 活版印刷
Price: 6,300円

temp press限定版仕様
Color : 蛍光ピンク、蛍光グリーン、蛍光イエロー、蛍光オレンジ、蛍光濃オレンジ(ご注文時に色をお伝え下さい。ただしご希望に添えないこともありますのでご了承下さい。)

Sunday, July 19, 2009

新製品・活版レシピ「わたしの馬棚」



活版レシピ「わたしの馬棚」

内容物

14pt岩田明朝体

大出張1枚
小出張6枚
泥棒6枚
袖1枚
ひらがな1枚
カタカナ1枚

解説書付き

Size 420×297mm
Print リソグラフ2色刷り
First edition 77
price ¥2,100

撮影協力/内外文字印刷株式会社
写真撮影/新井卓
デザイン/澤辺由記子
印刷/JAM+temp press
発行/temp press





活版レシピは、母から娘へと伝えられる料理のように活版印刷の技術をレシピ化するプロジェクトです。

第一集「わたしの馬棚」は日本語の活字ケースを原寸サイズでプリントした、分類ごとに異なる色の付けられた16枚のシートと解説書で構成されています。ペーパークラフトですから実際印刷に使うことはできませんが、壁に貼ればいつでもどこでもあなたの目の前に活版印刷所がやってきます。temp pressは、活字ケースのならぶ馬棚(うまだな)の秘密のレシピをみなさんに解説いたします。

初版は2009年7月7日、77部。
重版予定はありません。
続き物ですから、お買い逃しのないように。

現在大阪のCalo Bookshop and Cafeで行われています、活版レシピ「わたしの馬棚」展示会場にてお買い求め頂けます。今回部数が大変限られていますので、遠方の方のために通販を受け賜ります。会場までメールにてご注文下さい。

Wednesday, July 15, 2009

トークショーの模様






初日のトークショーにお越し頂いた皆様ありがとうございました。
満員御礼でお席がご用意出来ずに立見となってしまった方、また遠方からわざわざお越し下さった方も見受けられ、活版印刷の近年の関心の高さを感じる夕べとなりました。

スライドショーではなくまるでOHPの様に写真や現物を投影しながら、阿辻先生と私の二人で馬棚や漢字について色々なお話をしました。大変アナログなやり方のようですが、せっかく生なので即興のライブを見る様にお楽しみ頂きたいなと思い、今回はそのような趣向となりました。





最後は昨年同様temp pressの非売品争奪ジャンケン。
TシャツとCD、あたった方この夏お楽しみ下さいね。

temp press EDOBORI



7月11日から8月8日まで、temp pressは大阪・江戸堀に派遣されています。
京都・一乗寺の次は江戸堀でお会いしましょう。

地獄の季節は、今日まで。



年始のご挨拶にお送りした赤いカードに印刷された金色の言葉。
「何という手の世紀だろう。俺は決して手を使うまい。」

私がいつも指名していた職人さんが6月末でリタイアしました。その職人さんの最後の仕事がこのカードとなりました。テキストの通りに、もうその手を使って下さることはないでしょう。

キャビネット内のコーディネートは、恵文社の七里さんによるものです。手のオブジェや書籍がとても素敵にコーディネートされています。

今日が最終日です。

Friday, July 03, 2009

派遣先は一乗寺



temp とは派遣という意味がある。
temp pressは普段、東京・小石川。
現在、京都・一乗寺に派遣中。

7月1日から15日まで、恵文社/ギャラリーアンフェールでtemp pressフェアやっています。フェアの模様はこちらから。でもこのバッグは売ってないですよ。

Wednesday, June 24, 2009

京都の地獄で会いましょう



temp pressの今年の年賀状を覚えていますか?フランスの詩人アチュール・ランボーの地獄の季節(Une saison en enfer)を引用しました。恵文社のアンフェール(enfer/地獄)でその謎の答え合わせが出来ます。

temp press ICHIJYOJI



京都・一乗寺にあるとても素敵な書店「恵文社一乗寺店」のギャラリーアンフェールにてtemp pressのプロダクトフェアを行います。京都初上陸となります。こちらでお店の方からのフェア紹介がご覧頂けます。

通常の商品に加え、今回のフェア限定のtemp press特製Tシャツを販売します。「CHANSON DE CLAUDE GARAMONDの楽譜Tシャツ」「Illuminating letters- Garamondの場合Tシャツ」の二種類をご用意いたしました。この夏をGaramondと一緒に過ごしてみるのはいかがでしょうか?こちらは在庫が無くなり次第終了となりますのでお早めにどうぞ。

temp pressプロダクトフェア

会期:2009年7月1日〜7月15日
場所:恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール内雑貨スペース
営業時間:10時〜22時(最終日は18時まで)
無休

恵文社一乗寺店
京都市左京区一乗寺払殿町10
075-711-5919
www.keibunsha-books.com

Sunday, May 31, 2009

活版レシピ「わたしの馬棚」



活版レシピとは、失われつつある活版印刷の技術を職人から収集しレシピ化するというアーカイブプロジェクトです。馬棚と呼ばれる日本語の活字ケースの文字の配列のしくみを理解する活版レシピ「わたしの馬棚」という名の新製品の発表に合わせて、大阪のCalo Bookshop and Cafeで展覧会を行います。

今回のトークショーは大阪の活版印刷所で生まれ育った漢字博士・阿辻哲次先生(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)をお招きして、馬棚の秘密と漢字の魅力についてお話します。どうぞお楽しみに。


澤辺由記子
活版レシピ「わたしの馬棚」

2009年7月11日(土)〜8月8日(土)

Calo Bookshop and Cafe
大阪市西区江戸堀1-8-24若狭ビル5F
12:00〜20:00・土曜〜18:00(最終日は17:00まで)
※7月11日はイベント開催のため通常営業は17:00まで
日・月休み
06-6447-4777
www.calobookshop.com
info@calobookshop.com


アーティストトーク
阿辻哲次(京都大学大学院人間・環境学研究科教授・中国語学専攻)×澤辺由記子
日時:2009年7月11日(土)18時〜
場所:Calo Bookshop and cafe
料金:1500円(1ドリンク付)
定員:30名(要予約)
ご予約はCaloまでお電話かメールでお申し込み下さい。

初黒星



日本ダービー、初黒星。
二勝一敗。まあまあじゃない?

Monday, May 25, 2009

Positive letters and Negative letters


これは私が塗ったGaramond。
A to Zを切り抜いてひとつひとつ塗りました。展示の大きな見本帳は、最初はバラバラのアルファベットでした。一つの文字を塗ると、いっぺんに二つの文字が出来ました。文字は内側と外側がせめぎあって出来上がっている。書体設計はこの境界線をどうさだめるかということなのじゃないだろうか?だから文字は内側も外側も塗ってみるべきだと思う。

一年前の印刷を振り返る





「Illuminating letters- Gramondの場合」ぬりえ書体見本帳の印刷風景。

みなさん一年経ってもどうも大胆に塗れない(全く塗ることが出来ない)様なので、ポスターを印刷してる裏側をお見せしたいと思います。活版とはいえ機械の印刷機で印刷していますから、そんなに及び腰にならなくてもいいんじゃないかと思うのです。みなさんそろそろ塗ってみませんか?失敗しても別にいいじゃないですか。もし塗ったらぬりえをデジカメで撮影して、どうやってぬりえに取り組んだのかご感想を添えてメールで送って下さい。ブログでご紹介していきたいと思っています。

Typography and Typology




ある大学の研究室から届きました。

「8」を塗って、その後「r」を塗ったそうです。「e」と「r」を少し迷ったそうですが、「r」にした。フランス語の「r」の音にもならないような微妙な存在がいいなと思って、理由が無いようなぬりえにしたかったそうです。

薄いオレンジ色はまるであぶり出しの様で、初夏には爽やかでいいかもしれません。願わくばもう少し塗って欲しいなと思うのですが、ベッヒャーのポスターの隣という辺りに、先生の大変なエスプリを感じます。

Sunday, May 24, 2009

It's a win-win situation!



オークスは馬単、枠連両方勝利!

It's a win-win situation!(どちらに転んでも得をする)

Monday, May 18, 2009

ヴィクトリアマイル



強風吹き荒れる東京競馬場11R。
もちろん完全勝利!

私にはヴィクトリアが付いているから。

Sunday, May 10, 2009

勝利の女神



クワドリガにまたがるのは勝利の女神・ヴィクトリア。馬は異なるオーラを放ち、彼女からは後光が差す。一度はナポレオンに奪われ、パリへ行き。またベルリンに戻って来た。

わたしの馬にはどうやら勝利の女神がついているらしい。

蛍光色の馬たち



ペルガモンミュージアムの馬を四色の蛍光ペンでカラーリングする。
それぞれに役割が異なる。

色のついた馬



馬は色で分類される。
それは風にひらひら揺れる。

Thursday, April 23, 2009

そうだ京都へ行こう







叡山電鉄の行き着く先には馬がある。
この列車は京都の美しい地獄にも行けるし、学び舎へも通じる。
そして天狗は世界を駆け巡る。

Tuesday, April 21, 2009

物の味方



私は「物の見方」を試みているのかと思っていたのだけどそれは違っていた。私は「物の味方」をしているのだと気がついた。

Monday, April 20, 2009

LE GOUTEMPS



私の友人夫妻が営む小さな宿をご紹介します。

LE GOUTEMPS(ルグートン)は群馬県のみなかみ町にあります。自然の豊かなゆったりとしたところでお二人がはじめたのはもちろん宿なのですが、きっとLE GOUTEMPSという新プロジェクトなのだと感じています。

紙を通して出会った二人が紙の契りを交わしてはじめた試みです。不思議なことに私ともtemp(時)繋がり。夫妻の結婚記念日が私の誕生日と一緒ですから、きっとどこかで時が混じり合っているのでしょう。

皆様どうぞごひいきに。

Wednesday, April 15, 2009

Tuesday, April 14, 2009

文字/眼





漢字のメタモルフォーゼ。
温と度の間にTEMPERATUREが浮かび上がる。

開かれた文字「漢字」
閉じられた文字「アルファベット」

文字の変身譚。

群衆と眼

Friday, April 10, 2009

馬のある風景



ここに合成された写真がある。
これは内容の異なる二種類のスライドから作られている。



ひとつはレーモン・クノーの「百兆の詩篇」、もうひとつは府中競馬場。ステレオ写真のスライド箱を開けたら一番上にあった。これには思わず口を緩めてしまいました。

今年まだ厚手のコートが必要な頃、ある方が写真と同じクノーの詩集を見せてくれました。その方は「僕が物書きという仕事を始めるきっかけになったのは実は競馬なの。」そういって初めての著作にまつわるお話を聞かせてくれました。「僕にとって競馬はラッキーなもの。文と馬は一緒に思い出される、競馬場の群衆もその本と繋がってる。」

私にとっても文と馬はセットです。活版印刷において活字がある場所を馬棚(馬)と呼ぶ。私に文選の手ほどきをして下さった職人さんは、ギャンブラーで競馬が大好きだったので、文字+馬+競馬は私にとってもワンセット。そしてその時は口にしませんでしたが、すでに着手している新作が馬にまつわるものだった。

私はあの日よりもっともっと馬棚をそして文字の群衆を凝視しています。そうしたら私の目の前にクノーの詩集と府中競馬場が飛び込んで来た。あの日がもう一度やってきた。そうやって写真は折り角、私の思考を助けてくれます。私にとって写真はいつも未来を見せてくれる。

Sunday, April 05, 2009

「維新とフランス-日仏学術交流の黎明」展



幕末、明治維新の頃のことをあれこれ調べています。日本国内における活版印刷の成立には大変涙ぐましい物語がありますが、今回はそのことではなく別の側面から活版を覗いています。まるでステレオ写真の裸眼立体視みたいに、浮かび上がってくるのを今か今かと凝視しています。どうも二眼で足りなくて、四眼なのではないかと…(笑)。それを皆様にはステレオスコープを覗いて簡単に立体的に見られる様に準備しています。

東京大学総合研究博物館で開催している「維新とフランス-日仏学術交流の黎明」展。すごく面白いエキシビジョンです。私は作った人と作ったモノを並列で理解するのが好きなんです。同じmuseumでも美術館じゃなく博物館が好きなんです。

日仏修好通商条約締結150周年記念特別展示
「維新とフランス-日仏学術交流の黎明」展

展示会期: 2009年3月28日(土)〜5月31日(日)

開催場所: 東京大学総合研究博物館 
開館時間: 10:00-17:00 (入場は16:30まで) 

休館日: 月曜 (祝日の場合は翌火曜)

入館料: 無料

Thursday, March 19, 2009

活字と心中するつもりの男



小林さんに初めて会ったのはもう8年前になります。
活版印刷の保存と伝承に心血を注ぎ、志半ばで亡くなった私の昔の上司が「活字と心中するつもりの男」と呼んだ。小林さんはそういう人です。

21世紀に入ってからさらに活版のシステムを継続強化するという選択をした印刷所の存在自体が奇跡なのだと思います。私が活版に出会った頃、活版はもっと見捨てられて絶望的な状況でした。小林さんの選択はまさに心中する覚悟で望むことでした。近年若い方が活版を見直しはじめたり、注目されることが多くなったことは驚くべき現象です。小林さんもきっと想像しなかったことでしょう。



小林さんは手がとても美しいんですよ。ふわりと力が抜けたような薄い手。職人の手とイメージする無骨な感じが全くないんです。自ら書いた文字の原図を手にしています。

私は小林さんの見た目が好きなんです。私が一緒にもの作りに向き合える人はいつも空気の美しい人です。そういう自分の感覚を私はとても大切にしています。

活字の意地



日本経済新聞の日曜日に折り込まれている「THE NIKKEI MAGAZINE」に私がいつもお世話になっている活版印刷所が紹介されました。タイトルは「活字の意地」。この印刷会社の会長さんである小林さんが活版印刷を21世紀のこの時代にどうやって残そうとしたのか記事を通して触れることが出来ます。でも肝心の主人公の写真が出てないのです。そこで私が小林さんの紹介を補足したいと思います。

Wednesday, March 04, 2009

合字のこと




ぬりえ書体見本帳の上から6段目に見なれない文字が5つ並んでいます。このぬりえで初めて見たという方がとても多いのです。学校の英語の授業では教えてくれなかったのですからそれは当然のことだと思います。

小文字のfの次にiやlがくるとぶつかりの気になる黒い塊が生じます。これを解消するために合字に置き換えることは欧文組版のルールです。そうすると図の様にリズムの良い組版になります。活字の時代にはたいてい5つの合字が揃っていました。




fとiを組み合わせたものをエフアイと読みます。「そんなの分かるよ。」って言われそうですが、私が初めてこの合字と出会ったのは欧文のダブルケースの中のもの言わぬ鉛の活字でした。しばらく逆さまの文字とにらめっこしたのですが、私はこの文字が読めなかったのです。そして隣にいた職人さんがそれをエフアイと呼んだのを聴いて、そう呼んでいいのだと知ったのです。日本語で書かれた欧文書体の解説書の中で合字に読み方が書いてあるものを一度も見たことがありません。それで敢えてここでは書いてみました。少し間が抜けているかもしれません。でも私の様に良い先生が隣にいるとは限りませんから。

ある英米文学研究室のGaramond




ある英米文学研究室のtemp pressのぬりえ書体見本帳・Illuminating letters-Garamondの場合。アルファベットで綴られた文学をご専門に研究されている方がいったいどんな風にこのぬりえに取り組んでくれたのでしょう。大変興味深いですね。

まず真っ赤な文字がとても美しいですね。何故赤い色で塗ったのでしょうか?他にも様々な色があるのに。何故この文字だけ塗ろうと思ったのでしょうか?他にも様々な文字があるのに。何故文字の中を塗ったのでしょうか?文字の外側にも塗る部分があるのに。

そういうのがとても面白いと思いませんか?このぬりえを塗ったらGaramondについて分かるのでしょうか?私はそんなことは保証しませんが、あなたがこの書体に極めて個人的な距離を持つことになるだろうと想像します。書体をどういう風に知っているかはあなたの書体チョイスに影響を与えます。Garamondをレタリングしたことある人をデザインを学ぶ学生の中に見つけることは容易ですが、Garamondをぬりえしたことある人が何人いるのでしょうか?そういう経験のヴァリエーションがあなたの書体チョイスの個性になって必ず実を結ぶはずです。

Illuminateは彩色する、輝かせる、解明するという意味です。

彩色された文字はあなたの前で活き活きと輝きはじめます。それは文字を解明する旅へ漕ぎ出すあなたの行き先を照らし続ける光となるはずです。

もしぬりえをしてみたくなった方は青山にある旅をテーマにした書店・BOOK246の店頭とweb通販でお買い求め頂けます。